
『天空の商店街』とも呼ばれる、北鎌倉台商店街。
その中にある小さなパン屋さん、Cailloux(カイユー)

実は、シェアパントリーと同時期に鎌倉市の元気アップ事業に採択されていたカイユーさん。
勝手な親近感とともに、とても気になる存在でした。
しかしながら、「天空」と呼ばれるだけあり、なかなか足を伸ばせずにいた今泉台。
でもそんなお店こそ、シェアパントリーで買えたらうれしいよなぁと。
そんなことを考えていたある日、お土産にカイユーさんのパンをいただく機会があり、じんわり小麦の味わい深いクロワッサンを前に、「やはりこれは行かねば!」と一念発起。

店主さんとお話しさせていただくお約束も取り付けて、いつものシェアパンバイクでブィーンと明月坂を登りました。
フルスロットルでも時速20kmしか出ない急坂を越えると、突如住宅街が開けます。
その中にある、なんともノスタルジックな商店街。

この日は時間がやや遅く、着いた時にはパンは残り3種類。
それでもご近所の常連さんが次々に訪れ、
「あらぁ、いつものはないのね。
じゃあ今日はこっちをいただいてみようかしら」
と、楽しそうに会話されてゆく。
まちに愛されるお店に、ほっこりとした時間が流れていました。

私もこの日は残っていた3種の中から、ライ麦しっかり目のパン・ド・セーグルを購入。
2日目くらいがむしろ美味しいと店主さんがおっしゃっていたので、翌日のランチにスープと合わせていただきました。

もっちり滋味深いライ麦パン。
酸味は強すぎず、モグモグ噛むほどおいしくて、どことなくおにぎりのよう。
クロワッサンといい、ライ麦パンといい、じんわりしっかりおいしいので、もっと他のパンも食べてみたい。
「じゃあ今日はこっちをいただいてみようかしら」
そう言っていた、あのお客さまの気持ちがわかる。

店主さんが製造から接客までお一人で営むお店は、ショーケースを挟んで工房まで一続きの空間。
作家さんのアトリエのようでありながら、ご近所さんがふらりと訪れ、楽しく会話し過ごしていく姿が見られる、素敵な場所です。
ひとつ食べると他も食べてみたくなる。
そんなパン屋さんなので、ぜひシェアパントリーを通じておひとつ。
そして、気に入ったらぜひ急坂を越えて、天空のお店を訪ねてみてください。